大往生
義理の祖母が亡くなった。
享年102歳、大正4年生まれ。串間市から70代で鹿児島市に移り90歳で特別養護施設に入り最期を迎えた。
何度も今日が峠と言われながら数ヶ月。老衰だった。棺桶の柔らかな表情を見て、病気や事故でなくいかに幸せな死だということがわかる。
家族葬なので思い出話でワイワイ盛り上がる。そこに悲痛さはない。人生とはこうなければならないと感じる時間。
いつも笑顔で人を褒めるのが習慣だったようで、施設ではみんなを褒めちぎり人気者だったそうだ。
いつまでかは誰もがわからない人生、誰もが明日があるかどうかもわからない。でも笑顔で楽しく生きていくことに意味があるということを教えてくれた時間だった。