ヤマメの赤ちゃん誕生
11月の水温が例年より高く、予定より早く孵化が始まったため作業は大わらわ。
孵化までに終わらせなければならない、先丸ピンセットで死卵を一粒ずつ拾う検卵作業。
生命の時間に人間が合わせなければならないため昼夜を問わずの作業。その数は200万粒にも達します。
ヤマメ採卵技術の一つの指標である受精率。水産試験場でも80%台と言われる数値ですが、全国でもトップクラスの技術を持つしゃくなげの森では90%台で、今年は最高97%のグループもあります。この数値により孵化後の成長まで変わってきます。
しゃくなげの森の受精卵は質が高いということで、北海道、東北、北陸まで、全国のヤマメ養魚場に発送するヤマメ受精卵の出荷もどうにか佳境を迎えています。