大淀川で水辺指導者講習

参加者は、国土交通省職員、宮崎県河川課、土木事務所、行政職員、消防士、PTA、地域活動の方など。

午前中は、水の特性や浮力水の流れの理解、川の危険ヶ所、水難事故事例、二次災害の危険性、安全装備と正確な装着方法などを学ぶ座学をみっちり3時間。

午後からはフィールド訓練で、川の状況把握、川を洪水敷に見立てた渡河訓練3パターンと、急流での本格的なロープレスキュー。

川の状況把握では、午前中に理解したV字の波の確認、安全な場所のエディや、エディライン、危険ヶ所の把握。

訓練の最後には、レスキューの資格を持つ消防士の方に協力してもらい、ライフジャケット装着でも危険ということを理解するために、溺者にしがみつかれた想定でライフジャケットを装着していても沈んでしまうというデモンストレーション。

座学で学んだことをフィールドでしっかり理解するまるまる1日の講習会で、最後に受講証をお渡しして終了となりました。

参加者から

膝の高さ以上での避難は危険と知っていたが身をもってわかった
ライフジャケット装着は安全だが絶対安全というわけではないことを学べた
溺れるメカニズムがわかった
いざというときに動けるように訓練が必要だとわかった
水難事故にならないように準備が必要だとわかった
子どものためにライフジャケットを買います
水に流される恐怖を体験できた
川に流されると岸が遠く感じた
ロープレスキューで訓練でも慌ててしまった

など多くの感想をいただきました。

水難事故のない夏を願い講習会を終了しました。

主催、国土交通省宮崎河川国道事務所、主管、NPO大淀川流域ネットワーク