宮崎食材フレンチ賞味会

1月18日、銀座のフレンチ名店、ラフィナージュ(ミシュラン一つ★)で、宮崎の生産者と凄腕フレンチの料理人をつなぐイベントが開催されました。

宮崎の食材の素晴らしさを、料理人の情熱で繋げて下さったのは、宮崎市のフランス料理店マルハチのオーナーである八田 淳シェフ。

八田シェフは都内レストランで修行し、豪華客船にっぽん丸で働きながら世界各地の料理を感じとり、フランス🇫🇷に渡りニつ星や三つ星の有名店などで5年間修業。帰国後、恵比寿のウエスティンホテルの開業スタッフに、その後、高級レストランや日航ホテルなどを経て、ディズニーでお馴染みのオリエンタルランドのメニュー商品担当者まで行い、宮崎にお店を開業。宮崎の食材のポテンシャルの高さに納得しテロワール九州を昨年設立。

今回のイベントはAPGF(フランスレストラン文化振興協会)の協力、大沢春美会長の声かけで実現しました。大沢春美会長はフランス政府🇫🇷から国家功労勲章を贈られた世界で活躍されている女史。

会場にはホテルの総料理長や有名レストランのシェフなど、多忙を極めるフランス料理界のトップシェフ12名が参加。

6名の生産者と食事を楽しみながら、生産現場の声やこだわりを聞くというこれまでにはないスタイルの試食会。生産者の想いのこもった言葉から、情熱を感じ取っていただきました。

素材のポテンシャルを最大限に引き出し、素敵な料理にしていただいた、フランス料理の名店、銀座ラフィナージュの高良シェフに生産者みんな感謝、感動していました。

そして、レジェンドサービスマンの下野隆祥氏。

なんと言っても経歴が凄すぎる。

銀座「マキシムドパリ」でソムリエ、銀座「レカン」シェフソムリエ・支配人、イギリスロンドンの「ミラベル」で総支配人、東京「ジョエルロブション」の初代総支配人。2010年フランス政府から農事功労章シュパリエを受章。
フランス料理において、サービスは料理とともに重要な役目があるため、その技術を競うコンテストがあります。フランスで開催される世界一のコンテストは、各国の一流のサービスマンがその技術を競い合う紛れもなく世界一の競技会。下野氏はその1回目から審査員を務め、東京開催の第5回は運営委員長を務めたほど。
現在は第一線を退き、人材の育成を行なっているとのことで、数年ぶりのサービスということでありましたが、その風格と流れるような気品を感じる身のこなしに本当に圧倒されました。
わたくしは不勉強ながら全く存じ上げてなかったわけですが、そこに集っていた、フランスから勲章を授与された大沢会長や、フランス料理界の一流のシェフのみなさんが、尊敬のまなざしを送っておられるのを見てその凄さが伝わってきました。

今回名だたるフランス料理人が参加されるということで、ジョエルロブションの若いサービススタッフを引き連れて参加いただきました。シェフの方々が、下野さんは伝説のサービスマンと言われていたので、名前で検索してさらに納得。PHPから本も出されてました。
そのレジェンドの方に、尺ヤマメの料理をサーブしていただいたので、その姿を見ながら、わたくし一人で震えるような感動をおぼえておりました。

すごい人に出会えて、少しの時間でしたが、生産者としてのお話しをさせていただき感謝と感動のひとときとなりました。