長い長い一日
今の時期はヤマメが不足している時期。今回は30年以上付き合いのある養魚場から、どこに連絡してもなくて、どうしても、どうしても助けてほしいと電話で15分ほど粘られての受注。
今出荷すればサイズの問題で、自分のところも苦しくなるが、電話の状況だと本当に切羽詰まっているのがわかった。
先方の養魚場について池に入れ出したら、従業員の方が次々と出てきて、やっとヤマメが入ったと喜んでくれ、なんとも言えない表情が見えた。
お支払いいただく時も、社長が本当に助かりましたありがとうございましたと、頭を下げて何度も感謝を言われた。
育てた物を売っただけの商売といえばそれまでなのですが、そこには育てた苦労がお互いにわかることや、お客様が来るのに販売できない苦しさを知っているからこその出来事でした。
ヤマメ養殖はリスクの高い仕事ですが、販売して感謝されたり、ヤマメを食べて笑顔になったりする出来事で、それまでの苦労が報われます。
今日は誇りを持てる仕事ができて幸せだと思う日になりました。😊